撮影時の構図に関して


撮影時、構図を考慮して撮影することで、映像をドラマティックに演出できます。
いくつかの構図の種類を見ていきましょう。

ロングショット

ロングショットは状況や環境を説明するときに効果的な構図です。被写体の全身を映すフルショット、被写体の膝から上を映すニーショットなどがあります。

ミディアムショット

ミディアムショットは被写体の上半身の動きや表情を見せたいときに効果的な構図です。被写体の腰から上を映すウエストショット、被写体の胸から上を映すバストショットなどがあります。

アップショット

アップショットは被写体の会話や細かな表情を移すときに効果的な構図です。被写体の顔を画面いっぱいに映すアップ、被写体の目元や口元・手元などといった注目させたい部分を画面いっぱいに映すクローズアップなどがあります。

三分割法

3分割法のイメージ
3分割法のイメージ 出典:LIGより

画面を縦と横で三分割し、構図のバランスをとる技法です。分割した線と線が交わるところに被写体や注目させたいものを持ってくると、視聴者の目の動線がそこにいきやすくなると言われています。

人物を撮影する場合は被写体人物の体を垂直線と平行になるよう配置し、人物の目の位置が上側の水平線と同じ高さになるようにする。動いているものを撮影する場合は、同じパターンに則った上で、被写体が動いている方向に合わせて被写体の前の空間を余分にとることが多い。この空間のことをリードルーム (lead room) といいます。
もっとも、本法則はいかなる状況でも絶対的に正しいというものではないので、こだわりすぎることはあまり推奨されません。あくまで構図を決める際に迷ったり、初めて構図を考えて撮影する場合には本法則は有効となります。

四分割法

4分割法イメージ 出典:studio9

続いてご紹介する四分割法は画面を縦横それぞれ四分割し、画面を16分割して考える構図です。
三分割法よりも外側に被写体を配置するので、その分スペースが生まれやすく、写真の表現の幅が広がります。
特にAPS-Cサイズのセンサーを使ったカメラなど、縦横比が3:2の写真には相性抜群です☆(フォーサーズ規格や普通のデジカメは縦横比が4:3なので三分割法の方が相性がいい気がします)
今回改めて自分の写真を見返していたのですが、私の場合は三分割法よりも四分割法で撮った写真のほうが多かったです。

4分割法で撮影した写真

日の丸構図

日の丸構図 出典:studio9

読んで字のごとく、被写体を日の丸のように写真のど真ん中に配置する構図です。
日の丸構図
とっても簡単な構図なのですが、なかなか上手く撮るのが難しい構図でもあります。三分割法で出てきた鳩の写真もそうですね。
難しい原因は写真を見たときに視線が中央から動きづらいからです。メインの被写体がど真ん中にいるもんだから次にどこに視線を動かせばいいか分からなくなってしまい、無駄の多いイマイチな写真となってしまうわけです。
ですので、日の丸構図で写真を撮るときは見るときに視線を動かさなくてもいいよう”シンプルに潔く”撮る必要があります。

日の丸構図撮影イメージ

対角構図

対角構図イメージ 出典:studio9 

斜めに配置してみようというのが対角構図。被写体を斜めに配置することで写真に奥行きだったり、動きを出すことが出来ます。

イマジナリーライン

イマジナリーライン
イマジナリーライン 出典:LIG

イマジナリーラインは、対話している 2 人の被写体を結ぶ仮想の線(想定線)のこと。この線を意識することで、カットの切り替えと共に映っている被写体が変わっても、人がしっかり対話しているように見えます。

例えば、左側にいるAさんを 1 カメで撮影したカットから、右側にいるBさんを 2 カメで撮影したカットに切り替えても、しっかりお互いが対話しているように見えます。

しかし、左側にいるAさんを 1 カメで撮影したカットから、右側にいるBさんを 2 人を結ぶイマジナリーラインを超えて 3 カメで撮影したカットに切り替わると、対話しているように見えなくなってしまうのです。

これは、映像にとどまらず漫画などにも言えることで、多くの人は無意識にイマジナリーラインを認識して漫画を読んだりドラマを見たりしてます。

このように写真などもそうですが、映像撮影時にはさまざまなセオリーがあります。あくまで参考として取り入れてもらえればいいですがこのような撮影の構図を意識しながら撮影すると作品のクオリティがぐっとアップするかと思います。